WEBメディア職人の雑記

SEOやらアフィリエイトやらの話。

アフィリエイト=事業ではなく、マネタイズの一つと捉えるべし

今日はアフィ、SEOアフィリ、PPCアフィリ…と言葉の一人歩き現象の罠について思うこと。

 

ブログでは便宜上「アフィリエイト」というカテゴリーを使ってますが、

本質的には「アフィリエイトをやる」という考え方に比重を置き過ぎない方がいいです。

 

実はアフィリエイトで稼いでいる人ほどサイト運営を「アフィリエイト」という枠組みで考えていません。

 

アフィリエイトというのは広告形式の一つであって、それそのものを事業として捉えるのはクリティカルな考え方ではないと思ってます。あくまでもマネタイズの一つの方法です。

 

冒頭で言葉の一人歩きの罠と書きましたが、例えば「SEOアフィリ」というドリブンでは、「手法」が強調されてしまうケースが多いです。

 

隠しテキストで検索ワードを詰め込んだり、中古ドメインでサテライトサイトを量産して被リンクを自作自演で大量につけたり、確かに数年前までは「手法」が強かったのでそれでもOKでしたが。

 

人はラベルを貼るとその文脈にベクトルを左右されてしまうってことですね。それも無意識的に。「SEOアフィリ」だとベクトルが「手法」になりがちです。

 

でも、現在SEOで勝っている人は「コンテンツ」を追求できている人です。ディープラーニングの成功から、Googleも驚異的な進化を進めてます。昔のように手法でどうこうできる地合いではありません。

 

読者に有益な情報を発信することで検索ユーザーが集まる、人が集まれば広告価値が生まれる媒体になる。だから今は「WEBメディア運営」という意識を持っている人の方が強いです。

 

WEBメディアの運営となると、どうしてもベクトルは「コンテンツ」になるので。で、マネタイズをアフィリエイト広告かGoogleアドセンスか、どこかのアドネットワークに参加するのか、代理店に純広告枠を売ってもらうのか、記事広告を募集するのか、はたまた有料購読コンテンツを作るのか…と選ぶわけです。

 

とはいえまだまだ手法による差も大きい部分はあるので、100%コンテンツだけに振り切れるわけではないのが難しいですが。

 

ベースはWEBメディア、つまり「コンテンツ」。でも強かにマネタイズも考慮して、確信的に手法を用いて加速させる。たぶんそれがいいです。

 

SEOよりは手法のダイナミズムが大きいですが、「PPCアフィリ」の場合も同じです。広告の運用代行という根っこがあって、数字を出すために交渉やマーケティング、そしてコンテンツといったところに注力が必要です。

 

ただPPCは「SEOアフィリ:WEBメディア運営」よりは文脈による方向性のズレが少ないので、そもそも素人にはなかなか難しい領域になりつつあります。

 

  • アフィリで月5万でいいから副業収入が欲しい
  • SEOアフィリで不労所得が欲しいetc

 

言葉に共通認識がある上にキャッチ―だし、そう考えてしまう気持ちは分かりますが、稼げていない人ほど「アフィリエイトのノウハウ」やら「アフィリエイトの最先端情報」と躍起になっている気がします。

 

手法も大切ですが、本質は何か?という自問はもっと大切です。

 

常に本質を見据えるように心がけていれば、手法の練度も新たな次元が開くことが多いです。たとえば「検索エンジンってそもそも人間社会にとってどんな存在か?」を真剣に問えば、Googleが目指すところも想像できます。

 

月5万や10万であれば、検索市場の中でニッチトップを目指して愚直に「役立つコンテンツ」を発信するだけでもすぐに達成できますよ。

 

 というボヤキでした。